13年分の派遣会社のマージン率を計算してみた【社内ヘルプデスク】

雑記

一時的な腰掛けのつもりで派遣会社に入社して、いつの間にか10年以上経ってしまいました(*´Д`)

派遣会社といえば気になるのがマージン率かと思います。

マージン率とは派遣先から支払われる料金に対する、派遣元と派遣社員の取り分の割合です。一般的にピンハネ率といわれたりもします。

派遣先から支払われている単価からどの程度ピンハネされているのか、気になっているかたも多いようです。

さて、自分が10年間努めた派遣会社のマージン率ですが、いままで全く気にしていませんでした。

そこでこの機会に10年分の単価と給料を調べ、マージン率を計算してみることにしました。

我が派遣給料のマージン率計算結果

計算結果はこんな感じ↓
(なんと横スクロールできます!)

年月単価/月単価前期比時給調整賃金(160h/月)マージン率
2008/04¥360,0000¥1,300¥0¥208,00042.2%
2008/10¥360,0000¥1,300¥0¥208,00042.2%
2009/04¥360,0000¥1,350¥0¥216,00040.0%
2009/10¥360,0000¥1,350¥0¥216,00040.0%
2010/04¥360,0000¥1,400¥0¥224,00037.8%
2010/10¥360,0000¥1,400¥0¥224,00037.8%
2011/04¥360,0000¥1,450¥0¥232,00035.6%
2011/10¥360,0000¥1,450¥0¥232,00035.6%
2012/04¥380,000+20000¥1,500¥0¥240,00036.8%
2012/10¥380,0000¥1,500¥0¥240,00036.8%
2013/04¥380,0000¥1,500¥0¥240,00036.8%
2013/10¥380,0000¥1,500¥0¥240,00036.8%
2014/04¥380,0000¥1,530¥0¥244,80035.6%
2014/10¥380,0000¥1,530¥0¥244,80035.6%
2015/04¥380,0000¥1,540¥0¥246,40035.2%
2015/10¥380,0000¥1,540¥0¥246,40035.2%
2016/04¥400,000+20000¥1,580¥0¥252,80036.8%
2016/10¥400,0000¥1,580¥0¥252,80036.8%
2017/04¥400,0000¥1,580¥0¥252,80036.8%
2017/10¥440,000+40000¥1,580¥20,000¥272,80038.0%
2018/04¥512,000+72000¥1,580¥40,000¥292,80042.8%
2018/10¥550,000+38000¥1,580¥59,000¥311,80043.3%
2019/04¥600,000+50000¥1,640¥74,000¥336,40043.9%
2019/10¥630,000+30000¥1,670¥84,200¥351,40044.3%
2020/04¥710,000+80000¥1,670¥116,034¥383,23446.1%
2020/10¥730,000+20000¥1,670¥126,034¥393,23446.2%

簡単に項目を説明。

単価派遣先から派遣元へ支払われる金額
時給契約社員(無期雇用)なので給与は時給計算で支払われています
調整時給を上げてしまうと派遣先が変更になった場合に派遣元の都合が悪くなるため、調整という形で時給アップ分を充当する派遣元のリスクヘッジ手段
賃金賃金は平均的な160時間(8時間/日 × 20日)+調整金で計算
マージン率派遣先から支払われた金額から派遣元が持っていく割合
補足4月・10月の年2回更新
社会保険あり・厚生年金あり

うわっ…私の年収、低すぎ…?

いや、しかしこうやって見返してみると、マージン率がどうというよりも、安い賃金で働いてますなーw

ワープアだワープアだヽ(`Д´#)ノ

ここ1年ほどで急に増えてますが、それまではかなりの低賃金じゃないでしょうかw

マージン率は高い?

マージン率をみてみると35%~43%といったところ。

単純に平均と比べて高いか低いかというと、なかなか高いほうですね。

平均マージン率について次のサイトが詳しく書かれてます。

派遣のマージン率について少し掘り下げてご説明します。 - 『ピンハネ屋』と呼ばれて
派遣のマージンについてご説明いたします。

結果だけ引用させていただくとこんな感じ↓

一般派遣の平均マージン率は、31.3%。特定派遣の平均マージン率は、34.6%でした。

これは全部の業種をひっくるめた平均値となります。業種によってマージン率は大きく変わってくるようです。

例えばビルの点検・清掃業などは30%前半、ソフト開発などIT系専門職になると30%後半になります。自分の場合IT系に分類されるのか分かりませんが、たとえそうであっても30%後半~40%超えなので、高い部類と言えそうです。

そういえばマージン率が高いかどうかの内容をGoogleさんで調べてみると、いろんなサイトに同じようなことが書かれていますね。

  • マージン率が高いからと言ってブラックとは限らない
  • 教育がしっかりしている
  • 福利厚生がしっかりしている

ちゃんと教育制度や福利厚生まで調べて書いているのだろうか。読んでもみても内容薄っぺらいし、「こういう可能性もあるよー」って誰でも思いつくことを頭で考えただけのコタツ記事ry(おっとアフィサイトの悪口はそこまでだ!)

んでは自分のところの研修はどうかというと、自分はこの派遣元でマトモな研修を受けとことはない!入社してすぐの研修では自分でネット使って勉強していただけだし、去年の集合研修では「紙に鉛筆でメールの内容を書く」という訳のわからないことをさせられただけだw

これが果たしてマージン率が高い分の手厚いサポートと呼べるのだろうか?w

で、福利厚生?なにそれ美味しいの?派遣元との接点などほとんどない派遣社員で、福利厚生の恩恵をしっかりと受けている人はどれだけいるのだろうか・・・。自分は全然情報を得ていないので、どんな福利厚生があるのかも知らんです。

なので自分としてはマージン率は低いほうが絶対良いと思うよ!!

ちなみに派遣元の会社で公開されているマージン率を調べてみたら、27%~35%となっていた。おいらの最低マージン率が35%なのだが(^q^)

派遣単価は安いのか高いのか

ではそもそも派遣先から派遣元へ支払われている月額単価は高いのか安いのか?!

ヘルプデスクの業種で月額単価を調べてみると、おおよそ35万~50万くらいのようです。いくつか検索でヒットしたブログをみてみたのですが、どれも同じような数字が並べられていたので、相場がそれくらいなのかコピペ記事なのかそんなところでしょう。

で、単価が高いかどうかですが、この数字を参考にすると、相場より低いところから始まり最終的に相場を超えたということになります。

派遣会社の特徴は、とにかく安売りして契約をとっていくスタンスのようです。そのためかなり低い単価からスタート。

数年経過した分かることですが、派遣先に派遣社員を送り込む担当営業は、まったくと言っていいほど単価交渉を行っていないようです。

そのため前半の単価はほぼ据え置き状態。

後半単価が上がったのは派遣先に直接交渉を行ったからですね。単価クソ安いままなので辞めます、とw。単価交渉は担当営業が行うものなので、派遣社員がやることではないのですが、今までの結果をみてもなにも期待できないので自ら交渉するしかないのだ(*´Д`)

で、派遣先からの単価が上がったわけですが、今度はそれが自分のお賃金に反映されないという(*´Д`)。これだと営業の仕事までして、派遣元が儲かるだけということになってしまう。なので、次は派遣元と交渉を行う。単価上がった分の最低50%は寄こせと。単純に考えてマージン50%の交渉なので、これでも下手に出てるつもりなんですけどね(^q^)

結果、相場よりも高めの単価となりました。まぁ先日、他の派遣会社から送られてきた仕事できないおっさんは最初から自分よりも単価高いわけなのですが/(^o^)\

派遣元会社のチカラの差はでかいですw

派遣社員で働くメリットは?

安い賃金で派遣社員をやるメリットは自分の時間が確保しやすいということですね。
他は金銭的にも世間体的にもデメリットしかないと思います。

業種や職場環境にもよりますが、

・残業、休日出勤がほぼない
・有給、半休を取りやすい
・派遣先の飲み会に付き合わなくて良い

このあたりが揃うと大きく時間が確保できます。

自分の場合は月残業が平均10時間未満。月2,3回くらいの有給取得。飲み会ほぼ不参加。この環境をキープできているため続けられている状態です。

これに加えて最近は徒歩通勤10分ちょいのところに引っ越したため、夜18時過ぎには帰宅可能。起床は朝8時でも余裕なのでゆったりできる。

徒歩通勤はメリット多し!副業も捗る!!
副業ブロガー・アフィリエイターに徒歩通勤のすすめ この度、と言ってもすでに3ヶ月前なのですが無事に引っ越しが終わりました\(^o^)/ 引っ越した結果、会社までドア・トゥ・ドアで 徒歩15分!! 素晴らしい(・∀・)...

一般サラリーマンに比べて、かなり時間を取れている方だと思います。

つまりは自分の時間を確保して副業なりやりたことなりある場合には、派遣社員という選択はアリだと思います。ブロガーやアフィリエイターでそれなりに稼いでいるけど専業にするのは怖い、という人などに向いているのではないでしょうか。派遣の収入は少ないですが、副業でプラス5万円でもあれば、じゅうぶん気が楽になるレベルです。余裕のある生活はできませんがw

仕事の他にやることがない、派遣社員のみで食べていく、という選択肢はオススメできないです。時間はあるけどお金がなくて何もできないヤル気もない状態になります(^q^)

派遣マージン率計算結果のまとめ

自分の派遣のマージン率を調べつつ、いろいろと思ったことを書いてみたわけですが、まとめとして言いたいことはこれ。

マージン率は気にするな!

・・・・(オイ!

先程も書いたように派遣やるなら、自由な時間を使って自分でなにかをすべきだと思うんですね。副業なり夢に向かって練習するなり。

自分の場合、マージン率が5%変わったところで、せいぜい月1万円ちょい増えるかどうかってくらいなんですよね。そこを気にして平均値を調べることに時間使ったり、その結果をみて僻んだり嫌な気分になったり・・・そんなことで消費しているよりも自分で稼いでしまったほうが早いな、というわけでして。

せっかく時間というメリットを享受できているのに、それをネガティブなことに消費するのはもったいない!その時間は他のことに回しましょう!

どうしてもマージン率が気になるなら、安定してマージン率も平均的な大手の派遣会社を使えばOK!

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