滞在時間はSEO・検索順位に影響しないぞぃ！

SEOに確実な正解は無いのでこの記事は個人的な持論というか戯言になりますが・・・（予防線）

ツイッターで、とくにホワイトハットぅを推している垢のツイートでみられるのが
『検索順位を上げるためにはユーザーの滞在時間を増やしたほうが良い』
というもの。

ユーザーのための記事を書く。
ユーザーがちゃんと読んでくれる。
滞在時間が増える。
良い記事だから順位が上がる。

的な考え方だと思います。

ただ自分としては
滞在時間はＳＥＯ・検索順位には影響しない
と考えています。

大きな理由は２つ。

滞在時間が長い＝良い記事とは限らない
クローラーは滞在時間を計測できない

滞在時間が長い＝良い記事とは限らない
クローラーは滞在時間を計測できない
まとめ

滞在時間が長い＝良い記事とは限らない

これはそのまんまですね。
ユーザーが長くそのページを見ているからといって良記事であるとはいえません。

記事が有益で時間をかけて読み進めているため滞在時間が長い可能性もありますし、目的の情報がなかなか見つからず滞在時間が長くなってしまってる可能性もありますし、ページを開いたまま別の作業をしたりスマホでツイッターをいじったりして滞在時間が長くなっている可能性もあります。

逆に必要な情報がすぐに見つかってパッとページから離脱する場合もあります。ちゃんと読みたいけれど時間がなくてとりあえずブクマして閉じてしまうこともあります。（んで結局あとで読まなかったり）

滞在時間の長さとユーザーにとって有益であるかどうかは関係ありません。

むしろ滞在時間を長くしたいのなら、ユーザーが求める情報を見つけづらくしたほうが良いです。
めっちゃ長文にして情報を埋もれさせるとか、内部リンクでページをたらい回しさせるとか・・・昔のアダルトサイトとかこんな感じでしたねｗ

果たしてそういったサイトがユーザーの望むものなのか・・・？！

クローラーは滞在時間を計測できない

ご存知の通りGoogleはインデックスされた情報の中から検索ワードに関連したページを独自のアルゴリズムにて順位付けして表示します。
で、Googleのインデックスに追加される情報がどうやって集められるかというと、Googleのクローラーがページを巡回することで必要な情報を収集ししています。
クローラーがページから収集できる情報はタグ・文字列・リンクなど、基本的にソースから読み取れるものになります。
ソースからは「訪問したユーザーがページ内でどのような行動をとったか」は読み取ることができません。
ページ内でユーザーがどこのリンクをクリックしたとか、どのくらいページを閲覧していたとかはクローラーでは読み取れないのです。

こういった話をしていると
「Analyticsで滞在時間が見れるんだから、Googleはその情報収集してるんじゃないの？」
という疑問が浮かぶ方もいるはず・・・

これは半分合っていてGoogleによって滞在時間は収集されていますが、それはクローラーではなくページに埋め込んだAnalyticsコードによって計測されています。
Analyticsを利用するにあたって各ページにトラッキングコードと呼ばれるものを貼り付けたかと思います。それによってユーザーの行動（ページ移動や滞在時間）が計測できるようになったのです。ですのでAnalyticsのトラッキングコードを仕込んでいないページでは滞在時間は計測されません。

ではGoogleがクローラーの情報以外に、Analyticsの情報も順位付けに利用するかというと・・・それは考えにくいですね。。。
すべてのサイト管理者がGoogleAnalyticsを利用しているわけではありませんので、これを順位付けのアルゴリズムに加えてしまっては公平さが失われてしまいます。まさか、「GoogleAnalyticsを入れているサイトを優遇して順位上げますよ（＾ν＾）」なんてことしないでしょうからｗ

クローラーでもなくＧＡでもなく、滞在時間を計測できる可能性のある方法としては、ユーザーが検索結果からサイトへ移動し検索結果に戻ってくるまでの時間をとるやり方でしょうか？